ノーハドル書きなぐる - Patriots blog -

New England Patriots(ニューイングランド・ペイトリオッツ)やNFLについて東京の片隅からノーハドルで書き散らかすブログ。

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Week12 デンバー・ブロンコス戦を振り返るなぐり書き

NFL > Patriots 2013-14

2試合分くらい疲れたので2勝もらえませんか(あいさつ)

DEN.png 31 - 34 NE.png

3ドライブ連続でファンブルロストを喫するという心の芯まで凍りつく幕開け。わずか12分で17点も奪われていた。さらに2Qにはペイトン・マニング(Peyton Manning)からジェイコブ・タミー(Jacob Tamme)へ氷の矢のような無慈悲なTDパスが通って24-0。ベリチックがヘッドコーチになってから初めて経験するような大差で前半を折り返す。フォックスボロのスタンドはまさに極寒地獄だったろう。

はっきり言って手も足も出ない有様。ハーフタイムを挟んだくらいで何かが変わるとも思えなかった。

だがこのチームは常に浅はかなファンの想像の上をいく。

迎えた3Q最初の攻撃。速いテンポで一気に進め、最後はホイール・ルート(Wheel route)を走るジュリアン・エデルマン(Julian Edelman)へのTDパス。クエンティン・ジャマー(Quentin Jammer)の背後をとった完ぺきなパスだった。反撃の灯が小さくともる。17点差。

ここで相手のルーキーRBモンティ・ボール(Montee Ball)が隙を見せた。デイン・フレッチャー(Dane Fletcher)のファンブルフォースタックルでボールを強奪する。返す刀でタッチダウンドライブを遂行。ブランドン・ボールデン(Brandon Bolden)がエンドゾーンへ突っ込んだ。10点差。

確かな雪解け。エンドゾーンの中央でウェズリー・ウッドヤード(Wesley Woodyard)に身体をぶつけて小さなスペースを作り出したロブ・グロンコウスキー(Rob Gronkowski)。そこへトム・ブレイディ(Tom Brady)から6ヤードのTDパスが通る。理屈もへったくれもない。押し通るのみ。3点差。

4Q開始。まさに雪崩を打つごとく。ローガン・ライアン(Logan Ryan)が値千金のインターセプトを奪う。そしてすぐさまエデルマンの個人技でタッチダウンを決める。勢いを殺さないままターンしてディフェンスを置き去りにするランアフターキャッチ。今は反対側のサイドラインに立つ背番号83の姿が重なった。でも最後のエンドゾーンへのダイブはジュリアンの個性。逆転。

さらにFGで7点をリードする。でもこれで勝ったと思ったパッツファンは一人もいなかっただろう。4Q残り3分6秒。絶妙なポイントにふわりと落とすマニングらしいTDパスが決まる。同点。

そのままスコアが31-31で凍結したままオーバータイムへ。ベリチックはセオリー無視で最初の攻撃権を捨ててまで風上を選ぶ。選手たちは薄氷を踏みつつ耐える。そして決着は唐突な形でやってきた。

ライアン・アレン(Ryan Allen)が高く蹴り上げたパントが風に乗る。5.08秒の間宙を舞って地上に落ちたボールは、不運なトニー・カーター(Tony Carter)の脚に当たって転がり、わずかゴール前13ヤードの地点でペイトリオッツがカバー。そして残り1分58秒。ステファン・ゴスコウスキー(Stephen Gostkowski)のFGが決まると同時に試合が終わった。勝利。

と。一つひとつ振り返ってみてもどこか現実とは思えない。それくらい奇妙で派手で極端な試合だった。24点差からのカムバックはブレイディのキャリアでも最大のもの。ちなみに前半終了時の僕のメモにはこう書いてある。「せめてもの救いはこれがシーズン最後の試合じゃないってこと」。


印象に残ったことをいくつか書いておく。

まさかランディフェンスをあそこまで捨ててかかるとは思いもしなかった。どれだけ走られようがパスカバーを最優先と決め込んで、頑なにニッケル隊形(DB5人)で構え続けた。手術明けで万全からは遠いアルフォンゾ・デナード(Alfonzo Dennard)までつぎ込む徹底ぶり。

合計280ヤードと壊滅的に走られても最後までぶれなかったところがすげえ。普通あれだけやられればDLやLBの選手は「これじゃ止まらねーよ!もっと人数増やしてくれよ!」って気になるんじゃないかと思う。悔しすぎてはらわた煮えくり返ると思う。なのにパッツの選手たちはキレたりしない。黙々と自分たちができるだけの仕事をやり続ける。ちょっとゾクっとする。え?プロなんだから当たり前?いやいやそんなことないってば。

そうそうローガンが奪ったインターセプトのシーン。あれを見た時に頭の中にある選手のことが浮かんだんだけど、どうやらまったく同じことをbleacher reportのコラムニストも考えたらしい。曰く「若い頃のアサンテ・サミュエルによく似てる」。うむ。わかる。わかるなー。ついつい夢を見てしまうじゃないか。

それから同じくルーキーのジェイミー・コリンズ(Jamie Collins)もついに活躍。スピードを活かした守備範囲の広さという期待されている部分を見せてくれて合計10タックル。つか22スナップしか参加してないのに10タックルて。どゆことだ。

デンバーの選手の中では……やっぱ断然ボン・ミラー(Von Miller)だな……。まさか一度ならず二度までもネイト・ソルダー(Nate Solder)がノータイムでぶち抜かれるなんて思ってもみなかった。ファンブルフォースになったQBサックなんて信じられないくらいの速さだった。思わず拍手を贈りたくなるくらいだ。あれだけの能力がありながら薬物違反に検尿すり替えとかつまんねえことやってんじゃねえよ。


というわけで劇的すぎる試合ではあったわけだが。んー。別にブロンコスを実力で上回った気はぜんぜんしない。たぶん選手たちもそうだと思う。試合が終わった瞬間の様子もあんまり喜びを爆発させる感じじゃなかったから。これが相手のホームだったら。気温がもっと高かったら。風があれほど強くなかったら。ジョン・フォックスHCが指揮を執っていたら。1月にもう一度勝つためにはまだまだ課題がありそうだ。


さ。次はヒューストン・テキサンズ(Houston Texans)戦。極度の不振にあえいでいるみたいだけど試合の重みは変わらない。どこが相手でも1勝は1勝なんだから。何が何でも勝ちたい。勝ちたいぞー。 

20131130_01.jpg
[Photo:USA TODAY Sports]
 
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